季節の移ろいを感じながら、自由気ままに走るクルマ旅。
頼もしい相棒であるアトレー(S700V/S710V)は、その四角いボディにたくさんの荷物と夢を詰め込んで、私たちを景色の良い場所へと運んでくれます。
しかし、移動時間が長くなればなるほど気になってくるのが、純正ディスプレイオーディオの走行中の映像視聴制限。
道路交通法に則ったドライバー向け安全仕様とはいえ、助手席で過ごす家族や友人にとって、移動中に映像コンテンツを楽しめないのは中々退屈な時間となってしまうもの。
同乗者にも、移動の時間をくつろいで楽しんでもらいたい。
そこで今回、アトレーにテレビキャンセラーを導入することにしました。
実はアトレーのインパネは非常に整備性が良く、工具を使わずに手だけで作業が完結することができるほど。
新車購入時に付いているダイハツの純正ディスプレイオーディオ装着車を対象に、DIYカスタムをやってみます。
今回使用するVirauto テレビキャンセラー
今回用意したのは、Amazonで購入したカプラーオンタイプのテレビキャンセラー。
選んだ理由は主に以下の3つ。
純正配線を傷つけないカプラーオン仕様
後付けスイッチの不要なオートタイプ
導入しやすい価格帯
複雑な配線加工はトラブルの元になったり、車内の景観を損なうスイッチ類もなるべく増やしたくありません。
シンプルに機能だけを追加できるこのタイプが理想でした。
テレビキャンセラーをアトレー(S710V)に取り付け
実際の作業手順をご紹介します。
今回のアトレーへの取り付け作業において、ドライバーなどの工具は一切使用しませんでした。
一般的にはディスプレイオーディオが固定されているネジを取り外してから、カプラーを接続します。
しかしアトレーは内部のスペースにゆとりがあるため、そのスペースに手が入る方はナビを固定したままカプラーの取り付けができます。
また付属品として内装パネルを剥がすためのパネルリムーバーや結束バンド、主機をインパネ内部で固定するための両面テープが梱包されていますが、アトレーの取り付けでは使用せずとも取り付け自体は可能です。

安全のため、エンジンを停止し、周囲の安全を確認してから作業を行いましょう。
1. メーター周りのパネルを取り外す
アトレーのディスプレイオーディオ裏へアクセスするには、まずメーター周りのパネルから取り外します。
ハンドルの奥、メーターを取り囲んでいる黒い枠の部分に手をかけ、手前方向へ引き抜くように力をかけます。

クリップで固定されているだけですので、工具を使わずとも「パコン」と取り外すことができます。
初めての場合は少し勇気がいりますが、内装を傷つけないよう、ゆっくりと力を込めるのがコツです。
2. ディスプレイオーディオ上部のパネルを取り外す
続いて、メーターからディスプレイオーディオの上部にかけて覆いかぶさっている、大きなパネルを取り外します。
先ほど外したメーター枠の隙間や取り付けられている周囲に手をかけ、上方向へ持ち上げるようにして外していきます。

ここもオレンジ色のクリップで止まっているだけなので、手で取り外すことが可能です。
このパネルが外れると、ディスプレイオーディオの裏側が見える状態になります。
3. テレビキャンセラーの接続
パネルを取り外して上から覗き込むと、ディスプレイオーディオ背面の配線コネクタが見えます。
通常であればディスプレイオーディオ本体をボルトで外して引き出す作業が必要ですが、アトレーはこの上部の開口部が広いため、ディスプレイオーディオ本体は固定したまま手を入れて配線の脱着が可能です。
まずはターゲットとなるコネクタのツメを押さえながら引き抜きます。

そこに今回購入したテレビキャンセラーを割り込ませます。
「カチッ」と音がするまで確実に差し込みましょう。

そしてテレビキャンセラー側のオス側のカプラーを、元々取り付けられていたディスプレイオーディオのコネクタに差し戻せば完了です。

4. 仕上げ
余分な配線がパネル装着時に干渉しないよう、テレビキャンセラーの主機と共に奥のスペースへ丁寧に収めます。
最後に、取り外した逆の手順で「上部パネル」→「メーター枠」の順に元通りにはめ込みます。
浮きがないようしっかりと押し込めば、作業は完了です。
所要時間は10分もかかりませんでした。
初めてクルマのDIYをやってみる人でも、安心して作業ができる内容です。

導入後の使用感
取り付け後に動作確認を行います。
エンジンを始動し、パーキングブレーキを解除して少し車を動かしてみます。
これまでは走行を開始すると映像が遮断されていましたが、導入後は問題なく視聴が可能になりました。
これで目的地までの長い移動時間も、同乗者が映画やテレビを楽しみながらリラックスして過ごせるようになりました。
運転手は運転に集中し、同乗者はエンタメを楽しむ。
それぞれの時間を尊重できる、より快適な空間になりました。

まとめ
今回はアトレーの快適化カスタムとして、テレビキャンセラーの取り付けを行いました。
工具不要
ディスプレイオーディオ脱着不要
手だけでパネルが外れる整備性の良さ
想像以上にシンプルな工程で、アトレーの利便性を高めることができます。
「クルマのDIYって難しそう」と敬遠されていた方も、これなら週末のちょっとした隙間時間に試せるのではないでしょうか。
より快適になったこのクルマで、次はどの温泉、どの絶景を目指そうかと思いを巡らせる。
少し手を入れることで、クルマと人との繋がりはより深くなっていきます。
※本記事に関するご注意
道路交通法により、運転者が走行中にナビゲーションやテレビ画面を注視することは禁止されています。本カスタムは、あくまで同乗者が楽しむためのものです。運転中、ドライバーは画面を見ないよう安全運転を心がけてください。また、DIY作業は自己責任にてお願いいたします。

